最初にお断りしておきますが、この記事内での発言はあくまで第三者として感想を述べているものであり、周辺住民、購入者、デベロッパーのいずれにもバイアスはありません。
ル・サンク小石川後楽園、話題になっていますね。
何が起きているのかの詳細は違うブロガーさんの記事内にて詳しく特集されていますので後半にリンクを貼らせていただきます。
今回マンマニが一番伝えたいことはマンションの反対運動の落としどころを間違えると誰も得しない!ということです。
今回こちらのマンションを購入した方たちは世間的には『富裕層』の方たちです。それでも新築マンションですし、富裕層の中の若い世代も購入していたことでしょう。
こちらのマンション、無事に入居がおこなわれていれば周辺地域は活性化されたはずです。
どんな街でも人の入れ替わり、特に世代の入れ替わりがないと街は沈んでいきます。ル・サンク周辺の住民層はけして若い世代ではありませんから、新陳代謝という意味では歓迎すべきの新築マンションなわけです。
当然日当たりが悪くなるなどの弊害はありますが、建築確認を受け着工したくらいですから違法建築というわけではなかったはずなのですが・・・
なんやかんやあり周辺住民の力が勝り建築確認取り消しとなり、一見周辺住民だけが得をしたようにも見えるのですが、マンマニはそれは違うだろ!と思います。
10年、20年、30年・・・と将来を考えたときに、今回の件が周辺住民にとっても悪い方向になってしまうのではないかと考えています。
その理由としては、今回このような件があった以上は周辺で新築マンションを建設する勇気あるデベはいないだろうということです。
結果、街が沈んでいくのではないかと。。。もちろん腐っても文京区小石川です。ものすごい価値があります。しかし、『井の中の蛙大海を知らず』になってしまう可能性があるのではないでしょうか。。。
今回の件で売主、販売会社からしたら購入者に物件を引き渡せない悔しさは相当なものでしょう。当然解約の違約金は払います。購入者側が契約後にキャンセルしたときと同じ考え方です。
ただ、購入者側からしたらすでに自宅を売却してしまった方もいるでしょうし、全員が金銭面で得をするかというとそうではありません。しかし、個別の対応は難しいと考えています。何よりこの事件の原因となったのは周辺住民なわけで、デベ側からしたら困ってしまっている状況でしょう。
もちろん、周辺住民の方の気持ちもわかります。自分たちの街を守りたい!その愛は素晴らしいです。しかし、今回は落としどころが行き過ぎた感があるのも事実。
今後、あの建物はどうなるのでしょうか。
また、この事件があったせいで周辺に新しい住民が引っ越してきたいと思うのでしょうか?今はいいですが、将来的にこの街に住みたい!と思える人がいなければどうなるのでしょうか。
はい。余計なお世話です。
マンマニは今回の件で『何事にも引き際、落としどころが大切だ』と感じました。
詳しくはDJあかいさんのル・サンク小石川後楽園の連載記事をご覧ください↓
ル・サンク小石川後楽園建築確認取り消し事件について
記事内画像出典:アンサーキャプチャ
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